20年ぶりにぷよぷよの大会行ったらワクワク感しかなかった




パフォーマーの謳歌 Ouka(@performerouka)です!

先日、ぷよぷよチャンピオンシップ6月大会に観戦行って来ました。

後輩
いやゲームの話かよ
と思われるかもですけど、とっっても有意義でした。

現代のゲームはエンタメイベント化してる!

最近はゲームはやる楽しみだけではなく、
ゲームを観戦する楽しみ。
という側面も注目されるようになりました。

ピンと来ない方もいるかもしれませんね。
そんな方のために動画を。40秒くらいなので見て。

ゲーマーの間では伝説となっている「ウメハラ背水の陣」と呼ばれるものです。


ウメハラの使用するリュウ(白い服の方ね)が押されてほぼ残り体力ゼロになり絶対絶命。
相手が連続攻撃をしかけ、その連続ダメージを全てを完全に無効化しないと即敗北・・・
というところで、0.08秒しか猶予のないの操作を完璧に決め完全に被ダメージをゼロにし、間髪入れず攻撃し。
そのまま逆転勝利。
これを国際大会本番で決めるもんだから、お客さんは大盛り上がり。

こういう世界があって、最近ではe-sportsと呼ばれ競技化・エンタメイベント化しているのです。
それだけで生計立ててるプレイヤーも増えて来ました。

人の役に立ってないじゃんって言う人もいますけど、
そんなプレイヤーがいてくれるとゲームメーカーさんや主催者にとってめっちゃ役に立ってますからね・・!

20年ぶりのぷよぷよ大会

さて前提の話が少し長くなっちゃいましたけど、
もともと「ぷよぷよ」というパズルゲームをやっていて、子どもの頃大会行ったり出たりしてたんですけど、
今回約20年ぶりにぷよぷよの大会に行って来ました。
写真はエキシビジョンでぷよぷよ&テトリスでの試合

もうね、ワクワク感がすごかった。

信じられない速度で落下させるのはもちろん、
相手の画面をチェックし、常に状況判断しながら相手の攻撃をいなしていく。

そしてYouTubeでしか見たことのないトッププレイヤーの面々。

前のトップ4はぷよ歴20年の古豪ばかりだったのに対し、
新星の高校生がワンツーを決め、賞金(前回は100万。今回の6月大会は30万)をかっさらっていく。

まるでドラマのような展開。

それを画面越しに見るんじゃなくて、
大勢の観客と一体となって、時に興奮し、時に冷静に観戦し、
最後には全員で優勝者を讃える。

それを体験できて、本当に子どもの頃のワクワク感がよみがえったんだ。

ショーの世界とe-sportsの世界

僕はここ10年くらいずーーーーーーーーーっとショーの世界にいて、
ステージに立つ側の立場にあったのですが。

このぷよぷよ大会に関しては完全に見て熱狂する方に回っていました。

何かを見て周りの人と熱狂する感覚、これは本当に10年いや20年ぶりだったかもしれない。

もちろんショーの世界で自分がお客さん、見る側になることはたくさんあるし、
世界中でいいものをたくさん見て来たけれど。

なんというか、今回の観戦は
新しい体験【周りの人と熱狂】って感覚になったんですよね。
正確には20年前は同じような体験をしたはずなんですけど、
20年もたってたらその体験は本当に斬新で。

ショーを見て周りと熱狂することはないのか?
って思われちゃうかもだけど、
感動とか驚愕とかはあるんだけど、「周りと熱狂」とはちょっと違うような感じかなーって。
ショー見てて「いけー!」とか「返せるか!?」とか「○○さん頑張れー!」とか喋らないもんね。笑
*どっちが良い悪いの優劣の話じゃないよ

後輩
それは謳歌さんが陰キャなだけでサッカーなり野球なりでみんなそういう経験してますよ
謳歌
うん知ってるほっとけ

広さを取る、深さを取る

さて、僕は今は広く一般の方にショーをお見せするというお仕事をさせて頂いております。
特定の人にしか向けないのではなく、フラットに、多くの方に向けて。

でも、もしかしたら。
ショーって一般の人に向けてフラットに作られているのが逆に弱点かもしれない。
誰にでも楽しめる。
誰にでも面白い。
若者向け、ファミリー層向け、くらいの方向性はあるけど、それくらい。
基本的には一般に向けて、幅広く楽しんでもらえるように作られていて。

それとは逆に
「ここの会場にいるやつとはすでに価値観を共有している!」って感覚がぷよ大会にはあったんですよねw
初対面の隣の人と
「上から繋げてる!?!?」
「嘘でしょ!??あの攻撃を返すの!??」

みたいなことを言って盛り上がる環境。

正直、狭い範囲をターゲットにしていることってデメリットばかりで良くないことだと思っていたけど、
くつがえされました。

ひとつのゲームソフトが好きだっていう、深くて狭い価値観だからこそ作り出せる熱狂の空間があったんだ。
それをこの身をもっと体感したんです。

狭い範囲に向けていることで、内輪感・広がりがない・非プレイヤーが楽しめない・・って要素はあるんだけど、
実況解説や司会のおかげで、そういった部分はかなり解消されているように見えました。
特に椿彩奈さんは素晴らしいMCでありながらゲーム知識もあって、
専門的な実況解説を、わかりやすく言い換えて&盛り上がるようにトークされていたのが印象的でした。

出典 https://www.famitsu.com/news/201806/05158440.html

個人としても行って本当に楽しめたし、
イベント出演者や主催者としても勉強になりました。

異常な速度で異常な連鎖(コンボ)を決めていく。
相手の妨害も計算に入れながら。
熱狂of熱狂。

「いやわかんない」
って人も多いと思います。

それでいいのです。

僕が熱狂した時間を過ごせたのは事実なのです。

そしてあなたもきっと、とっても楽しい時間を過ごして、でもそれが他人からは
「いやわかんない」
って言われることもあるでしょうから。

さて今回は僕個人感じた感想を書かせていただきました。
次の記事では、
「イベント出演のプロから見た、イベントとしてのぷよぷよチャンピオンシップ」
的な記事を書こうかな!
ガッツリぷよぷよプレイヤー向けに書きます!深み!

プロフィール

パフォーマー 謳歌/Ouka

動くだまし絵”と評されたパフォーマー。
最近は「スッキリ」に出演。
YouTube500万、ブログ記事1200RT、出演22ヶ国。
クラウドファンディングで国際エンタメ公演TrueActを主催。

↓twitter
https://twitter.com/performerouka