パフォーマーの謳歌 Ouka(@performerouka)です。
今日のgif
さて、ご存知の方はご存知かと思いますが、私は元々Magic the Gatheringというカードゲームのプレイヤーでした。
日本大会にもちょろっと出たりしました。ジュニア部門だけど。
あれです、カードの束を作って卓上で戦うやつです。
さて今では人前でショーをするという全然違うものでプロプレイヤーをしていますが、
あらためてカードゲーマー思考は最強だなあと思うので紹介させて頂きます。
目的意識
カードゲームの目的は「勝利すること」です。
モンスターで攻撃したり、逆に受けたダメージを回復したりするのはあくまで勝利するという目的のための手段です。
といってもだいたいの場合はモンスターを出して攻撃したりするんですけど、ちょうど僕が現役でプレイヤーやっていた時、セオリーに反した動きでわずか1ターンのうちに瞬殺する
「世界一美しいコンボデッキ」
が誕生したのです。
その名もピットサイクル。
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ライフポイントは瀕死だけど手札だけは大量にゲットしましたね。今度は「手札を1枚捨てるとMPが1増える効果」で大量の手札を今度はガンガン捨て、大量のMPを発生させます。
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ライフポイントは瀕死だけどMPと残りの手札があります。
MPを支払い、相手のライフポイントを吸い取る魔法カードを使います。
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吸い取って回復したライフポイントをすぐさま支払ってまた手札を補充します。てな感じのループを5回くらい繰り返して相手のライフを全て吸って1ターン中に勝利してしまいます。
自分の命、山札、手札、MP…専門的にはリソースと呼ばれるのですが、資源を捨てまくりながら(正確には、資源を支払うことで別の資源に変換して)勝っていきます。
ここにゲーマーの思考が凝縮されてると思うのですよね。
「ゲームの目的は勝利すること」
なのです。
手札がゼロでも山札がゼロでもMPがゼロでも、自分のHPが残り1で死ぬ寸前だとしても、何の問題もないのです。
ルールとマナーの範囲で、ゲームに勝利する、という目的が達成できるのなら。
残り1まで自分の命を代償にする時点で危険すぎると思われるかもしれません。
が、そのターン中に勝っちゃえば…つまり対戦相手にターンを渡す前にゲームを終了させちゃえばいい。
危険も何も試合は終わってますからね。
(インスタント火力を打たれたら?とかは話がややこしくなるから一旦置いておいて)
(MPじゃなくてマナだしモンスターじゃなくてクリーチャーだ、というのも一旦置いておいて)
(勝つためにやるんじゃない、楽しむために〜というのもお願いだから一旦置いておいてくださいなんでもしますから)
自分がプレイヤーだった時にこの動きが開発され一世を風靡しました。
と衝撃を受けたのです。
自分はその考え方を取り入れ、パフォーマンス実演という、カードゲームと無縁の分野で日本1位になることができました。
その時のエピソードは上記の記事リンクを見て頂くとして、
さて次回はこの方法で日本一になったその後のお話をしようかと思います。
そう、優勝したといっても
めでたしめでたしではなかったのです…
ではまた明日!