パフォーマーの謳歌 Ouka(@performerouka)です。
今日のgif↓
さて前回の続きです。
「目的とは?」を強く意識し、私は当時の日本大会JapanNatinalDiaboloContestで優勝することができました。
gifに載せたコマのような道具の競技会です。
その時の話はすでに記事
にしてあるのですが、今日は後日談です。
読んでない方はそちらもどうぞ
「納得できない」
私は技術的には決して日本トップではありませんでした。
にも関わらず日本大会決勝では1位を獲ることができました。
それは目的意識と作戦でした。
まず前提として、大会のルールはざっくりこんな感じでした。
・技を行うと、難易度に応じて1点とか2年とか加点される
・基本、技を行うと使ってる道具が減速する(加速する技もある)
・減速してしまうと、技を安定して繰り出すことができない
・ただ加速させるためだけの時間は技としてカウントされず、加点対象にならない
なので多くの場合は、
技をいくつか行う(加点される)
↓
技を一旦やめて加速させる作業に専念する(加点されない)
↓
また技をいくつか
の繰り返しになります。
というかどうしてもそうなりがち。
一方、私は減速される技をほぼ入れず、
3分間の中で加速作業(加点されない時間)は1秒くらいでした。
2分59秒、絶え間なく技術をガンガン行い、優勝することができました。
…というのがお話の前提です。
結果としては私が決勝1位になり、
「本気で勝ちを目指しに行ったのが伝わった」
という声も頂きました。
が、その一方、こんな声も上がりました。
「納得いかない!ズルい!だってさ、
減速する技が入ってないんだから!」
「加速かける作業時間をなくしたらそりゃ点数入るだけだろ!」
………。
私は「発表会ではなく競技会なのだから、ルールのマナーの範囲内で最大限良い結果を出す努力をする」という考え方で臨みました。
ただ、野球の敬遠がズルいと考える方もいらっしゃいますしね。
そこは価値観の違いであり、どちらが正しい正しくないではないのでしょう。
面白い、つまんない、ズルい、そういう感想は個々人が自由に持てばよいと思います。
攻撃しなければ
境界線
さてズルいの対義語はなんでしょう。
ぱっと思いつくのは正々堂々、でしょうか。
正々堂々とズルいの境界線は実はひとによって違うからこういう問題が起こるのかなあと思います。
野球の敬遠(強い打者に対してわざとストライクから外して4ボールを取り、一塁に進ませる)わりと一般的な手法ですけれど、それに対して
って方もいれば
って方もいるでしょう。
ところで陸上競技では、第一回のオリンピックの時にたったひとりだけクラウチングスタートという手法を使っていたそうです。
そしてそのスタート方法が他より速いことが判明、そこから普及したとのこと。
今ではクラウチングスタートをしない方が間違いとされていますが、もしかしたら当時たった1人だけ使っていた選手は他の人から
「お前さあ、あんなスタートしたらそりゃ最初から速く走れるじゃん。ズルい」
なんて言われたのかもしれませんね。
ではまた明日。
元の話を読みそびれた方用リンク↓