パフォーマーの謳歌 Ouka(@performerouka)です。
本日こんなツイートを目にしました。
デザインに「あれもこれも主張したい」と要望するクライアントさんに、余白の重要性説明するときボクが意識していること。
1)余白こそ強調の最上級
2)一度に多くの情報は記憶できない
3)詰め込み情報は見た目に安っぽさを生むあと普通にダサいってのもあります。
主観過ぎて言わないけど。笑 pic.twitter.com/O8RAKPJAhJ— Andy(クリエイティブ・ディレクター) (@we_creat) December 15, 2019
それな〜やっちゃいがちだけど…
という気持ちとともに、
パフォーマンスアクトの世界も似たようたところあるね、とも思ったのでそれについて記事を書きます。
ひとつの世界に、大事なものはひとつだけ。
アクトでもデザインでも、大事なもの
言い換えれば象徴的なものはひとつだけがよさそうです。
色んなことをやるバラエティショーや大道芸では当てはまらないんですけど、テーマを持つステージアクトでは象徴的なモノが示されることも多いです。
もちろんない場合もありますが、その場合は絵面だったり動きだったり物語だったり情感だったりモノではないだけで結局象徴する何か(テーマ)はあったりするんですよね。
・・と文章で言ってもわかりにくいですよね。
自分のアクトから、こちらを。
音符が象徴物であり、この世界では大事なものです。
これが最後唐突にふたつになったらどうでしょう。
分裂してふたつになった驚きよりも、???という疑問の方が強くなりそうです。
続いてボールジャグリングの神、Victor Keeの演技。
神々しい。裸だし。
最後に赤いボールがもういっこ出てきたら。
お客さんは????となるでしょう。
8つになってもエンドが締まらなくなっちゃいそうですね。
増やして良いものもあるし、増やさない方がいい要素もあるのです。
象徴は増やさないでおきましょう、偶像崇拝禁止みたいなものです。
象徴、は単一の方がかえって強調されるのはパフォーマンスアクトでもデザインでも同じのようです。
こちらは表現力は不要でたくさんモノがある絵面で表現できますが、その分費用がかかります。笑
何故にこういった話をするかというと、
実際、中途半端な数があると・・・・・という例を昔見たことがあるんですよね。
「魔法の教科書」というのがキーアイテムっぽくなっている演技で、
その本を読んで魔法を起こしてゆく・・的な設定なんですけど、
後半の方でその教科書を分裂させて3〜4つくらいに増やしていくシーンがありました。
ご本人に伝えたいわけではないのですが、
今はその部分は変えられているようで、「象徴するモノは世界にひとつでいい」というのは自分だけの意見というわけでもなさそうです。
フランス人著名写真家から言われたこと
まずはこちらの私の宣伝材料写真をご覧ください。
という意見は横に投げて、
こちらの写真はショーの世界では有名なフランス人写真家Zackary Belamyに撮って編集などして頂いたものです。
撮影前、彼との打ち合わせではこんな会話をしていました。
あれもできますこれもできます・・・それが事実だったとしてもだ。
というわけで出来たのがこの写真。
単一のものを持つインパクトは確かにありそうです。
デザインも写真もアクトも、人に提示するものごとって共通していることが多いです。
結局、何であってもそれを理解する処理するのは人間の脳ですから。
ではまた次の記事で!
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そこは・・・
仮にその技術が出来たとしても増やしたらあかん・・・
てか同じ本を増やしても本としては意味が・・・・・・