パフォーマーの謳歌 Ouka（@performerouka）です。
あつぎ国際大道芸の出演が終わりました。
↑こちらは夜会（フィナーレ的に出演者がわちゃわちゃする会）の様子
今回は僕にとってはかなり珍しい、大道芸イベントの出演でした。
どんな場所で活動してきたの？
そもそもはどういう場所でやってるのかというと、
頂くお仕事は企業パーティが多いです。
企業パーティ用のショーはこれだ！って形がすでにあって、最も得意としています。
企業のロゴマークをショーに使ったり、ご要望をうまくパッケージしたり。
あとは、ショッピングモールのステージなんかも時々やらせてもらっています。
大道芸イベントは。
苦手。
自分がどのショーをしたらいいのかわからない。
イベントをやればいいのか、大道芸をやればいいのか、どっちかに振り切るならいいけど、
その中間のような存在で、絶妙に自分にとっては難しくて。
それと、メインアクト（演目）はどうしても正面に向け、ナナメから見るとかなり劣化し、横から見るとそもそも内容が見えない。
大道芸イベントで右向いてやって左向いて正面やって〜ってやってもいいんですけど、
そうすると今度はどこに対しても3分の1の時間しか内容が見えない・・
かといって時間など決まっているので、大道芸に振り切ったこともできない。
そんなわけで、これまで大道芸イベント・大道芸フェスはほとんど自分で応募したりしませんでした。
（ゼロではないです。静岡とか）
僕は大道芸が苦手だ・・・・
そうこれまで思ってきました。
それが、先日出演した「あつぎ国際大道芸」で変わったんです。
12年越しに見つけたもの
やっと形になりました。
やっと、大道芸イベントの場所だからこそ、引き立つものができるようになったんです。
プロになってから12年。長かった・・・・・
メインアクトは、道具を円形からうねった曲線のS字のものに。
技術は、3次元にクロスしながら模様を描く技術を開拓。
どこからでも見えるし、正面と横とで見え方がいい意味で変わる。
これなら、今までと違ってどの位置お客さんも楽しんでもらえる！
そしてなにより、
お客さんと作る最後の1秒。
あつぎ国際大道芸で見てくださった方は分かる通り、
最後の30秒で、とある錯覚が。
そして最後の1秒で、不合理な現象が。
たまたま来てくれたお客さんを巻き込んだ、「聴覚」を使った錯覚。
あれは、偶然色んな人が集まってできたお客さん・・つまり大道芸イベントだからこそ意味があるんです。
本当の路上で始めるガチンコ大道芸じゃ出来ないし、企業パーティじゃやっても意味がない。
事前に出席が確定し、誰がどこに座るか指定席が決まっている場所では意味がないのは、見てくださったみなさんならわかるはず。
・・・正直言うと、これまではステージ演目を無理矢理大道芸イベントでやることもありました。
でも、今は違います。
大道芸イベントだからこそ活きる、お客さんを巻き込んだ、そして自分らしい「錯覚」で締めくくるショーができたんです。
大げさな言い方ですが、パフォーマー人生のターニングポイントになりそうです。
自分には向かない、できない、やめておこう、
そんなネガティブなものを変えれたんです。
まだファーストトライなので改善の余地はたくさんあります、
次にこのショーを演じる予定は今はまだないですが、
今から手直ししていきます。
自分の育った土地にプロとして戻ってこれた
厚木市は僕が育った街です。
出典 https://www.abc-tenpo.com/contents/town/19664.html
僕の親はサラリーマンですが、転勤族でした。
2年おきに引っ越しする生活でした。
東京、広島、埼玉、スペイン、京都、神奈川、青森、北海道・・・・
と飛ばされる役職でした。
だから友達ができて馴染めたかなってタイミングでその土地から離れる生活をずっとしていました。
でも、そんななか、4年もいれたのが厚木でした。
「残念だけど、卒業前に、また引っ越しをする」
そう親から聞かされて厚木市に来ましたが、
奇跡的に僕は厚木市立妻田小学校を卒業することできました。
（同じ土地に4年いるのは自分の家としてはスーパーレアなのです。というかその一回しかない）
そんな場所に戻ってこれて、そしてそこで自分の苦手意識を打ち破れて。
厚木市、あつぎ国際大道芸のみなさん、そしてお客さんに感謝です。
秋田から来てくださって激励の言葉をかけてくださる方がいたり、
愛知から来てくださってTwitterでおいしいって言った御菓子を買ってきてくださる方がいたり、
ぷよぷよ関係の方も来てくださったり、初見さんも常連さんも、本当にありがたい・・・
みなさんに、最後の1秒を披露できて本当によかった。
詳しくは言えないけど、あれはボツにするか直前まで悩んでたのです。
大道芸フェス、これからもっと出てみたいな。
その時は、是非いらしてください。
この時期で、どんな内容か気になってくださったと期待しています。笑
ではまた次の記事で！
