技術ゼロでオリンピックに出場した選手の話。




こんにちは!
謳歌 Oukaです。

平昌オリンピック、羽生結弦選手が金メダルを取り大盛り上がりでしたねー!
66年ぶりの連覇、国民栄誉賞に選ばれ…
個人的には、技をしてる時はもちろん、技をしない時でも空気感がヤバいな〜と思って見てました。

さてさて羽生結弦選手をはじめとした日本人選手は色んなニュースで報道されてますけど、
今回は僕が平昌オリンピックで気になった別の選手を紹介させてください。

「スコア0点でもオリンピック選手になった選手」の話です。
その選手の目的意識がホントすごいのです。

0点でオリンピック選手になれた理由

名前はエリザベス・スウェイニー。
ハンガリー系アメリカ人のオリンピックスキー選手。


出典 www.thetimes.co.uk

元々彼女はアスリートではなく、ハーバード大学で博士号を取るほどのエリート。

でも彼女の子どもの頃からの夢は
オリンピック選手になること
でした。

といっても彼女には肉体的にも技術的にも、とてもオリンピック選手になれる技量はありません。
そこで作戦を考えます。

1.競技人口が少ない競技を選ぶ
単純に競技人口が少なければ少ないほど、代表になれるチャンスがあがりますよね。
そこで最近オリンピック競技になったばかりの「女子ハーフパイプ」を選択。

2.競技人口が少ない国の代表を目指す
いくら競技人口が少ないといっても、彼女住むアメリカで代表に選ばれるのは難しい・・
そこで親のルーツであるハンガリー(ヨーロッパの小国)での代表を目指します。

3.代表資格を得ることだけに専念
彼女はオリンピック選手になる資格に注目しました。
「該当大会に複数以上、30位以内に入ること」
なので女子ハーフパイプの参加者が30人以下の大会に参加します。
渡航費はアウトソーシングの仕事をして貯めたそうです。

4.失格にはならないことに技はしない
ハーフパイプっていわゆる技を行い得点を競う競技ですが、大会でなんと得点ゼロも叩き出してます。
下手に技にトライして失格にならないように、
安全に走行して終了。
もちろん最下位、でも30位以内の規定はクリアしています。

こうして彼女は実力的には劣っていながらも
子どもの頃からの夢、オリンピックの舞台に立つことになりました。

これってアリ?ナシ?

人によっては
「自分の目標を叶えて素晴らしいやん」
「いやいやいや実力じゃないし意味ないじゃん」

と意見がわかれるところだと思います。

ここからは完全に僕個人の意見なんですけど、
「目的に向かって努力すること」
は素晴らしいし、美しいとも思います。
こういう、裏技的なものだとしても。

もし彼女の目的が、
「◯◯の技を本番で決める」
「スコア何点以上」とかなら
話にならないかもしれません。

でも目的は、あくまでオリンピックの舞台に立つこと。
それに対しては彼女が出来る最大限の努力をしていたんです。

「実力じゃない」「内容がともなってない」
という意見ももちろんわかります。

ただ僕は「目的のためにできることをする」を否定しませんし、
むしろどっちかというと共感します。

実は自分自身、少し近いことをしたことがありました。

技術的には決して日本一とは言えない僕が、
日本大会決勝1位を獲ることができたんです。

それはその目的のために専念したからでした。

目的に対して専念する。
それ以外は捨てる。

具体的に何をどうしたのかは、
次の記事でお話しします。

では!

プロフィール

パフォーマー 謳歌/Ouka

動くだまし絵”と評されたパフォーマー。
最近は「スッキリ」に出演。
YouTube500万、ブログ記事1200RT、出演22ヶ国。
クラウドファンディングで国際エンタメ公演TrueActを主催。

↓twitter
https://twitter.com/performerouka