パフォーマーの謳歌 Ouka(@performerouka)です。
色んな方とお会いして色んな話をするのが好きです。
昨日は鬼バズしてる外科医の細井先生から怪しい楽しいお話を聞かせて頂きました。
逆に、自分の話を聞きたいと言ってくださる方も一定数いらっしゃってありがたい限り。
自分がよく聞かれる質問だと
「テレビ出るってどんな感じなんですか?」
「一番大変だったショーとかありますか?」
などなどあるんですけど、
今回は
「日本と海外でお客さんの反応違いますか?」
というものにお答えしたいと思います。
結論から言うと「ひとつを除いて、日本と海外でそんなに大きな違いはない」という感じです。
でも、そこまで大きな差があるわけじゃなくて、環境の差の方が大きいかなあ。
環境の差
国籍の差よりも如実に現れるのが環境の差。
パーティで食事とお酒が進んでいい感じ場が盛り上がった環境でショーをするのか、お客さんが夜遅いし疲れたし早く帰って寝たいな〜って思ってる環境でショーをするのか、そういう要素の方がよっぽど大きいのです。
国籍の差どころか、同一人物でも、どういう環境かで反応全然違ってきます。
非日常を楽しもうという気持ちなのか、名刺交換と挨拶回りで忙しいんじゃ〜って気持ちなのか、同じ人でもモードの違いで全くの別人のようになるのです。
同じ人間だもの。
僕たちは国籍や肌の色や文化が違っていても、同じ人間。
人間の心はそこまで変わらない。
人間の心は何に左右されるかといったら環境。
これから仕事に行かなきゃモードの心と、やるべきこと終わったからよし寝るぞモードの心の差は、日本人とアゼルバイジャン人という国籍の差よりも大きいのです。
実際のショーの中では、演目中に拍手をするって概念が結構少ないのよね。
逆に言えば、それくらいかあな、海外と日本の違いって。
海外(ってまとめてしまうのもアレですけど)ではおのおのが結構好きなタイミングで反応してくれるんですよね。
特に周りの人を気にせず、演目中でも演目終わりでも自由なタイミングで拍手や歓声が飛んでいます。
日本だと演目が完全に終わり、無音になり、演者がひとりの人間として礼をして・・
そこで初めて拍手が来る、そんなケースも多々あります。
じゃあこれは日本人が、ライブエンタメに対してあまり心を動かされないのかっていうと、
決してそうじゃないと思います。
国籍に関わらず、
いいものを見たらいいなりに、
わるいものを見たらわるいなりに、
人間の心は動くものです。
あとは、その心のなかの振れ幅が外に発散されるかどうか。
外に発散される、つまり拍手や歓声が起こるかどうかという部分で、
日本では少し抑圧されてしまっているように思います。
心の中で反応しているんだけど、ショーの最中にそれを具体的な行動にするのがちょっと・・・
といういうな心理状態。
周りに配慮して周りに合わせて
もしも私だけ拍手して目立ったら恥ずかしい・・・
こんな心理があるのかなと思います。
日本で長らく美徳とされている周りと均一になろうという教えが影響しているのでしょう。
心の動きを体の動きに直結させていないだけで、反応が表出されてなかったりするだけで、
決して感受性がどういうという話ではないのです。
(ちょっと話がそれますけど、僕も一定のラインを越えて本当に美味しいものを食べると、
無言&神妙な顔つきになるようです。笑)
ちなみに演者側が取れる方法としては
1.あきらかに演目が終わったタイミングのみで反応をもらう
2.MCトークなどで事前に、演目中に反応していも大丈夫と伝える
3.演目を行いながら、演目中に反応しても大丈夫と示唆する
という選択肢があります。
3.が一番難しいですけど、本当に上手い演者や芸人さんはこれが本当に上手い。
知らず知らずにノッちゃう感じ。
笑顔を見せて反応をもらうのではなく、
拍手をもらってから笑顔を見せることで、
演目中の拍手を肯定してあげるとよいでしょう。
最初のその拍手はどうやってもらったらええんや
技術。って身もふたもない答えになるんだもん
ではまた次の記事で!
いやいやイメージ的には海外の人の方が反応良かったりするけど