趣味を仕事にしてしまったので、ぷよぷよを趣味にし直した




パフォーマーの謳歌 Ouka(@performerouka)です。

「好きなことで生きていく」というフレーズ、
ここ数年でとてもよく見かけるようになりました。

そのたびに思います。

自分がまさしくそれなんだよなって。
15才くらいの頃から好きでやっていることを仕事にできいます。
もちろん幸せです、ただ、好きなことで生きていくのは、いいことだけでもありません。

趣味が仕事になってしまった結果、
趣味がなくなってしまったんです。

趣味が仕事になったって響きはいいですけど、
何かと大変なんですよね。

プロ1年目だったか、勉強のため読んでいた文章の中で、こんな一節がありました。

「頂けるギャラ以上のコストをかけて出演するのは、たとえ内容クオリティが上がったとしてもプロとはいえない」

同じく、先輩からの教えでこんな言葉も頂きました。

「100点のショーよりも、合格ラインの60点のショーをふたつ持っている方がいい」

「お客さんを楽しませても、依頼主さんの要望を無視するのはプロ失格。」

こういった言葉は自分に深く刺さりました。

プロパフォーマー=コストをかけて良い内容を行うのがお仕事
プロパフォーマー=ひとつのショーを良くしていくのがお仕事
プロパフォーマー=お客さんを楽しませるのがお仕事

だと思っていたから。

ただ、内容を求めてやればいい
だと思っていたから。

趣味を仕事にすると、色々と考えなければならない問題がたくさん出てくるのです。

最近得た趣味

一年前からある趣味をはじめました。

パズルゲーム「ぷよぷよ」。

子どもの頃にやってはいたんですけど、改めて去年から復帰。
昔と比べてゲームの駆け引きや心理戦も激化していてめちゃくちゃ面白いんですが、
何より本業とは無関係なコミニティに携われていることが自分のなかで大きいです。

年齢、職業、性別、立場、歴・・・関係なくみんなで対戦する。

未来も過去も何もかも忘れて、
無我になって目の前の勝負に対峙する。

ただ、やればいい。
それ以外には何も考えなくていい。

趣味を仕事にした人間の葛藤や悩みが一切ない世界。

内容それ自体も楽しいし、それ以上に
その趣味の輪のひとたちと接するのも新鮮な面白さがある。

プロじゃない人間でいられることが、
プロじゃない人間として接してくれることが、
うれしくて。

ここにいると、プロじゃないひとりのプレイヤーになれる。
この前の大会は3勝4敗、上手くもないし下手でもないくらい。

対戦して、感想戦をして、だべって、帰り道をみんなで歩いて、ラーメン屋に行って。

自分のお仕事には関係のない世界。
勝っても笑って、負けても笑って感想戦ができる場所。

ああ、こんな感じ、久しぶりだなあって思わされて。

ぷよぷよは楽しいし、
ぷよぷよのコミニティの人はもっと楽しい。

あなたにとっても、そういうものが見つかりますように。

あ、もちろん本業の方も頑張りますよ。
3月1日に公演やります。

ではまた。

プロフィール

パフォーマー 謳歌/Ouka

動くだまし絵”と評されたパフォーマー。
最近は「スッキリ」に出演。
YouTube500万、ブログ記事1200RT、出演22ヶ国。
クラウドファンディングで国際エンタメ公演TrueActを主催。

↓twitter
https://twitter.com/performerouka