こんにちは!Ouka/謳歌です。
みなさんは自分の技術/創作物に魂込めてますか？
オーラとか気合いとか全身全霊なんて表現もありますけど魂で統一して行きます。
「えー要はちゃんと出来てたらいいわけでしょ」
「魂こもってるかどうかなんて、実際わからないでしょ」
そういう意見も聞こえてきそうですね。
漫画だったら
「気合いを込めて勢いよくペンを走らせないと絵が死んでしまう」
ブログだったら「好きでたまらないことに想いを馳せて綴った記事はすぐわかる」
こういうことを実際トッププロが言っています。
そして僕のお仕事、人前で演じるもの。
ホントに魂の有無って見えちゃう。
それを痛感させられる事件があったので聞いてください。
テレビの収録から見えたもの
先日、テレビの収録をしてきました。
出演依頼があるってありがたいことですね..!
告知などはSNSでしますのでフォローしてください!放送は2018年になります。
ちょっと状況説明からで申し訳ないんですが、
最初にショーの撮影。
そのあと、手元アップでひとつの技術だけ抜き出して撮影という流れ。
ショーの撮影が終わり、手元のパートをやってる時にこんなことを言われたんです。
で、僕は技術単独じゃなくて、ショーとして演じるように動いた結果、
自分の技術としては同じものをやってたんですが、実は手元アップの時は
「手元アップの撮影なら、つま先から頭の上まで体を作る必要もないよね、あの体勢疲れるし..」
ってことで、ぶっちゃけ手元だけで技術を行ってました。
半分言い訳ですけど、5時間以上の長丁場で体力を温存できるところはしておかないと・・と思ってたのです。
そしたらそれが見事に見抜かれてしまったんです。
本人的には手元はバッチリやってるのに、そして相手も手元アップのモニターしか見てないのに。
なんで手元の画角のモニターしか見てないのに分かるの?!?
と僕はホントびっくりしました。
ちょっと実際見てみましょう。
(実際はこれよりもアップでしたけど、わかりやすさ優先で)
手元だけやった方
ショーでやるように魂を込めてやった方
これ、技術的には同じ技なんです。
でも正直かなり違いますよね。手元だけを見てもそれは感じると思います。
ってツッコミが入りそうですけど、
僕は自分のアクトを演じる時、
「えーっと腕は角度にして、足は伸ばして・・」
とか考えてないんです。
魂込めたら、勝手にそうなるんです。
言うなれば、実際に魂込めたらどう変化するかって、僕自身が把握してないことなんです。
細かい挙動とか考えて演じてないんです。
気持ちが入るとそう動くんです。
本番中も意識して動いてることも少しはありますが、基本的には魂込めたら勝手に体が動きます。
魂の込め方
ホントに魂を込めると、自分が知覚してないところまで勝手に変わるんです。
パフォーマンスでも、スピーチでも、演劇でも。
そしてそれが見る者にとって「あ、なんか、いい」に繋がるのだと思います。
逆パターンを見てみましょう。
その形を再現したら魂が込められている、オーラが出てるように見えるんじゃない?
というやつですが、実際ムリに近いと思います。
○○さんのような動きをしたところで〇〇さんの魂や「何かいい」を全て体現させるのはほぼ不可能。
本人は「腕はこうして角度は・・」という細部はある意味考えてやってないんです。
もちろん、練習の時は考えますよ。
でも本番そんなことをいちいち考えてやってません。
人前で何かを行う場合、練習と本番の二つがあります。
大切なのは、
“細かいこと”を”魂”に変化させるまで通して練習することなのだと思います。
練習の時は「あーやっぱここは一瞬静止したらいいかなー」とか考えます。
そしてそれを何度も通します。自分の感情と肉体が一致するまで。
それさえ出来れば、あとは魂込めるだけで勝手に体が細かいことをしてくれます。
実例を見てみよう
魂を感じまくるパフォーマンスアクトを実際見てみましょ。
百聞は一見に如かずですね!
Akira Fukagawa – Loadstar
いやーいいですよね。自分の主催する舞台に出演依頼をするくらいには好きです。
ちなみに彼もだいたい細かい挙動は考えずに本番動いてるそうです。
(背中を向けた時は自分なりの言葉で意識するらしい。深いぜ)
ちなみにさっき電話したら「映像時と今じゃエネルギーが全然違う」とのこと、生で見に行きましょうね!
彼ほど魂が伝わるかわかりませんが、僕の動画もついでにw見ていただけると嬉しいです。
手元だけやったらそれ違うって言われてしまった、まさにその演目です!
自分も出来れば生で見て欲しいですが、とりあえず映像をどうぞ!
Ouka – Shift
あれこれ書きましたが、正直僕もまだまだ全然です。
この世界、ホントすごい人が多いので少しでも近づけるよう頑張ります!
