「鑑賞」ってもう古い・・?




こんにちはー!
謳歌 Oukaです。

自分がパフォーマーだったり舞台企画してるのにこんなこと言っていいのかわからないですけど・・・・

チケット買って、
入場して、
席に座って、
観て、
帰る。

そんな「鑑賞」って古いかも・・?
最近そう思います。

古い=良くない ではないです!
古い新しい と、 いい悪いとは別のものです

冷静に考えてみたら、舞台を観る過程自体は、
1000年前、下手したら2000年前から変わっていないのかなって。

じゃあなんでずっと昔から変わっていないかっていうと・・・

お金払ってチケット買った人が観れる。
→合理的。

座って鑑賞する。
→合理的。

観終わったら帰る。
→合理的。

合理的だから。
きっと昔の人も色々考えたり試したりしたとは思うんですけど、これが妥当かなって感じで落ち着いたんだと思います。

でも合理的なものが一番エンタメしてるかっていうとそうとは限らないと思うんですよね。
例えば合理的な電子チケットも、特に女性のお客様からはあんまりだったり。
便利ではあるんですけどね・・・

「チケット買って席に90分座って舞台で芸を鑑賞」って普通っぽいですけど、
実はそれが変わらず続いてるのは舞台芸という特殊な業界だけかもしれない。
他のあれこれを知ると、
実は舞台芸が他のエンタメから取り残されてるのでは・・
なんてちょっと思うことがあります。

実際に僕の知る例を挙げると、

・ホテルを貸し切ってそれぞれの部屋で演技が繰り広げられる演劇

・360度ステージが広がっていてどこを見てもいい舞台

・寝ていい、というか寝ること前提のコンサート

・公共の場所で始まる野外ミュージカル

・何もない砂漠に集まって街を作るフェス

・はじまりも終わりもなく、終わらない日常を表現した芝居

などなどなどなど

知れば知るほどとんでもないイベントやフェス、公演がこの世にあるんです。
土台から根本からこれまでのものを覆す新しいかたち。
ブラックボックス展なんかまさにですよね。
問題は大きかったみたいですけど

これまであまり目を向けられなかった土台の部分に目を向けてもいいかもしれない。

合理、採算、常識、伝統・・

たしかに大事だし正しいものです、
でも、たまにはそれを放棄したらどうなるか試してみたいし、そんなものを見てみたい。


イベントとは別の例ですけど、とあるYouTuberさんはヤバい動画をアップしまくり人気を得ています。
最近は過激な動画には広告つかなくて、それだけだとお仕事にはなりません。
でもその方はもう広告つかなくてええわい!って前提でYouTube活動しています。
なので他の職業YouTuberが絶対出来ないことが平然とできちゃうんですよね。
強い、強すぎる。


お客さんにとって一番ワクワクするエンタメは、
採算や合理の外にあるものかもしれない。

・・・という気持ちで企画運営している舞台が
ChaosActです!(宣伝)

「フツーに面白い」
より
「フツーじゃなく面白い」
「そもそも面白いかどうかわからない、ということが面白い」
が来ると思います。
にゃんこスターとかw

だって内容が順当に面白いもの、はもうすでにありますからね。

逆に土台が普通なら、内容が超面白くないとかも。

それでは!

プロフィール

パフォーマー 謳歌/Ouka

動くだまし絵”と評されたパフォーマー。
最近は「スッキリ」に出演。
YouTube500万、ブログ記事1200RT、出演22ヶ国。
クラウドファンディングで国際エンタメ公演TrueActを主催。

↓twitter
https://twitter.com/performerouka